【まいにちと花】<br> 卯月4月 「あちこちの春」
2026/04/01
COLUMN
【まいにちと花】
卯月4月 「あちこちの春」
―日常使いの器に、季節の花を添えて―


::::::::::::花と写真 井出 綾::::::::::::



気がつくと、ふとした時や場所に「あ、春が来た」と感じる4月の初め。
水も温んで、小さな草花が咲いていて、些細な発見が嬉しくなる時季ですね。
そしてここからは一雨ごとに気温も上がり、いよいよ春本番を迎えます。

暮らしや仕事、学校など、環境が変わる人も多く、
新しいスタートでなにかと忙しい4月ではありますが、
年々短くなる良い季節、あちらこちらで見つかる春を楽しんでまいりましょう。


 

ろくろを使いひとつひとつ丁寧に作られた有田焼の一輪挿し。
曖昧な色味、優しく溶けいるような釉薬のグラデーションが美しい花器を二つ並べて、
春色のスミレとカランコエを生けました。
1種類ずつシンプルに挿すだけで、アイコニックでオブジェのような佇まいに。

同じようなトーンのダリアのモチーフが可愛い箸置きを添えて飾ると、
ふわりと春の景色が完成。
明るいサックスのリネンクロスでより色を引き立てます。


 





<ポイント>
たっぷり房で咲いているカランコエは、
器の大きさに合う部分をカットして使います。
スミレは葉も一緒に挿し自然な感じに。
どちらも口が細く、水の量が見えないので、
しっかり茎が水についているように注意してください。

ベージュには青、パープルにはベージュを近く、
器と箸置きの色を交差させ置くと全体の調和がとれ、
一体感のある花飾りに。



●有田一輪挿し
●ダリア 箸置き
●カラーリネンテーブルクロス ライトブルー




井出 綾

花手・プランツスタイリスト Bouquet de soleil主宰

フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学んだのち
フリーランスで活動。「自然と暮らしをつなぐ花」をコンセプトに、広告、雑誌、web媒体や
イベントなどでの花生け、スタイリングやワークショップ、レッスン、
また植栽プランニングなどを通して暮らしの花を提案している。

http://soleil-net.com/