【まいにちと花】<br> 如月 2月 「春待つ冬の花」
2019/02/21
COLUMN
【まいにちと花】
如月 2月 「春待つ冬の花」
―日常使いの器に、季節の花を添えて―


::::::::::::花と写真 井出 綾::::::::::::



立春も過ぎ、暦には春がやって来ていますが、実際の体感はまだまだ寒さ厳しく晩冬です。

でも気持ちは、寒さにも飽き飽きして春がとても待ち遠しい時ですね。

こんな時季には、きざしを感じる冬の花を生けて、心を暖かく過ごしてみましょう。


   

染付けの丸紋が愛らしい九谷の蕎麦猪口に、椿とへデラベリーを。

黒い実と常緑の艶やかな葉が冬らしい装いです。

色づいた椿の花が春の兆しを運んでくれる、乙女チックな佇まいを楽しみます。

 



 

<ポイント>
丸紋が見えるように3方から生け、間を作ります。
3本の茎をクロスさせて花を留めましょう。


●丸紋猪口







井出 綾

花手・プランツスタイリスト Bouquet de soleil主宰


フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学んだのち

フリーランスで活動。「自然と暮らしをつなぐ花」をコンセプトに、広告、雑誌、web媒体や

イベントなどでの花生け、スタイリングやワークショップ、レッスン、

また植栽プランニングなどを通して暮らしの花を提案している。

http://soleil-net.com/