
2021/01/04
COLUMN
【まいにちと花】
睦月1月 「新春は凛々と」
睦月1月 「新春は凛々と」
―日常使いの器に、季節の花を添えて―
::::::::::::花と写真 井出 綾::::::::::::
井出 綾
花手・プランツスタイリスト Bouquet de soleil主宰
フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学んだのち
フリーランスで活動。「自然と暮らしをつなぐ花」をコンセプトに、広告、雑誌、web媒体や
イベントなどでの花生け、スタイリングやワークショップ、レッスン、
また植栽プランニングなどを通して暮らしの花を提案している。
http://soleil-net.com/
::::::::::::花と写真 井出 綾::::::::::::
新しい年がスタートしました。
昨年は思いも寄らない1年になりましたが、
2021年はその経験も生かして行きながら、良い年にしたいですね。
1月は寒中を迎え寒い時季になりますが、
新春と言う言葉に未来を感じ、
少し先の春を楽しみにスタートする年の初めでも。
そして冬枯れの景色の中にも楽しみは結構あるもので、
艶やかな常緑樹や、ふと見つける冬の花に嬉しさも格別です。
冬は冬らしく、その季節の景色や楽しみを見つけながら、
しっかりと「冬」を過ごして行きましょう。
アンティーク感のあるブルーグレーのカップ型花器に、
冬の花、日本水仙を一種類で生けました。
プリミティブなプリントとタッセルが魅力のランチョンマットを敷くと、
よりシャビーでクラシックな装いになります。
高低差を出すように、お皿には根付きの球根花、ヒヤシンスで
春待つ気持ちを添えました。
新しい年の初め、水仙の香りとともに、
少し改まった感じの室礼で気持ちも背筋もキリッと、
そんな花をいかがでしょう?
<ポイント>
水仙は花と葉を切り離して、
花と葉のバランスや長さを見ながら束ね、
麻紐などで結えます。
器に合わせた長さに茎を切り揃え、
剣山を入れた花器に立たせるように生けましょう。
また、根付きの球根花が出回る頃には、
そのままお皿やグラスなどに入れて楽しむのも良いですよ。
今回はヒヤシンスを低いお皿に寝かして、
高低差を付けて添えました。
●フレンチアンティークベースS
●デジタルプリントランチョンマット

花手・プランツスタイリスト Bouquet de soleil主宰
フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学んだのち
フリーランスで活動。「自然と暮らしをつなぐ花」をコンセプトに、広告、雑誌、web媒体や
イベントなどでの花生け、スタイリングやワークショップ、レッスン、
また植栽プランニングなどを通して暮らしの花を提案している。
http://soleil-net.com/