【くらしの歳時記】<br>10月23日は「霜降」
2021/10/23
COLUMN
【くらしの歳時記】
10月23日は「霜降」

今日は二十四節気の一つ「霜降 そうこう」です。
朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめる頃。
ぐっと気温が下がり、慌てて衣替えをしました。
日々の装いも、上着が手放せなくなってきましたね。

ひんやりとした空気に深まりつつある秋を感じる昼下がり、
枝垂れた枝に、たっぷりと紫の実をつけた「小紫」に出会いました。
美しい秋の実り。
ぶどうをミニチュアにしたようなこの可愛い紫の実が好きで、
見つけるとなんだかうれしくなります。



別名を「小式部 コシキブ」とも言い、
その由来は同じく気品のある紫色の実をつける
「紫式部 ムラサキシキブ」を小さくしたような姿から、
この名前がついたそうです。
紫式部と同時代に生きた平安の女流歌人、小式部内侍に因みます。
名前の由来を知り、可愛らしい実にさらに愛着がわきました。

これからは紅葉も楽しみな季節です。
ぜひ身近な木々の色づきも楽しんでみてくださいね。