【まいにちと花】<br> 文月7月 「涼やかな景色を」
2026/07/01
COLUMN
【まいにちと花】
文月7月 「涼やかな景色を」
―日常使いの器に、季節の花を添えて―


::::::::::::花と写真 井出 綾::::::::::::



7月は梅雨の後半から始まって、
海の日あたりにはいよいよ梅雨明け、夏本番を迎えます。
気温や湿度の変化が大きく、季節が変わる時期でもありますね。
毎年暑さが厳しくなっていて、さてどんな夏になるのだろう?と思う7月の初めでも。

打ち水、風鈴、夕涼み・・・など、昔からの涼を取る素敵な工夫が色々ありますが、
目からも楽しめるような景色を添えてみませんか?
涼を感じるアイテムを使いながら夏を楽しみましょう。


 

マットな白の益子焼の楕円皿に薄手のモールガラスの徳利を載せ、
フレッシュな黄緑のサンキライとレモンイエローのウイキョウを生けました。
ガラスの中の茎も景色にしながら、風が通るような軽やかな花生けに仕上げます。

白の皿に載せることで、弧を描いたサンキライも間延びせず、空間が生かされます。
爽やかな水色が地色のブロックプリントのランナーで、より涼やかな夏の景色が完成。
五感で涼を楽しみましょう。


 





<ポイント>
ガラスの器は中の茎の景色になります。
口のすぼんだ器でも、しっかりと交差させて生けましょう。
真っすぐに入れてしまうと花がひっついて窮屈になってしまいます。
器の中に入る葉は綺麗に取ることも大切。

生けてから全体のバランスを見て、
たくさん付いている大きいサンキライの葉を整理して軽やかなアーチを作り、
全体で弧を描くように間を活かし、涼やかに仕上げてみてください。



●モール硝子 徳利
キナリ楕円皿 S
テーブルランナー アナヤ グリーン




井出 綾

花手・プランツスタイリスト Bouquet de soleil主宰

フリースタイルのフラワーアレンジメント、ランドスケープデザインを学んだのち
フリーランスで活動。「自然と暮らしをつなぐ花」をコンセプトに、広告、雑誌、web媒体や
イベントなどでの花生け、スタイリングやワークショップ、レッスン、
また植栽プランニングなどを通して暮らしの花を提案している。

http://soleil-net.com/